アウトドア大好き、もっさん(@mossanpo)です。
「アウトドア おすすめの靴」などで検索すると、必ず出てくる人気のブーツダナーライト。
10年、20年と長く履ける素晴らしいブーツであることは分かっているのですが、いかんせん高い。
今の僕には、6万円ほどする高価なブーツをサッと買ってしまうような勢いはありません。笑
そのダナーライトの良さを受け継ぎつつ、2018年に比較的購入しやすい価格で発売されたダナーフィールド。
ダナーライトの半額以下でありながら、GORE-TEX®やビブラムソールはしっかり採用されています。

そして2019年1月4日、ダナーフィールドを購入、ほぼ毎日履き続けてきました。
というわけでこの記事では、ダナーフィールドの特徴や履き続けてきて分かった使用感などを紹介していきます。
目次でサラッと流し読み
2018年ダナー新商品「ダナーフィールド」
ダナーフィールドは2018年に発売。
アウトドアラインとして発売されたダナーフィールドは、人気商品ダナーライトのいいところを継承しつつ、価格を抑えたモデルとなっています。
ダナーライト最大の特徴でもあった、防水・透湿性能に優れた素材GORE-TEX®の採用など、随所にダナーのこだわりを見受けられるブーツとなっています。

では、ダナーフィールドの特徴やダナーライトとの比較をみていきましょう。
ダナーフィールドの特徴とダナーライトの違いは?
ここでは、ダナーフィールドの主な特徴やダナーライトとどこが違うのかを紹介していきます。

見た目
普段、履いている姿をパッと見た感じではほとんどわからないですが、こうしてならべると若干ダナーフィールドのほうがスリムな感じがしますね。
ブーツでありながらスリムな感じに惹かれたのも、購入した大きな理由のひとつです。
その他、この画像で違いがわかる点は
サイドにあるタグ
ダナーフィールドはGORE-TEXのタグであるのに対し、ダナーライトはアメリカの国旗と小さくmade in USAと記載されています。
ヒールカップのロゴ
少し見えにくいですが、ダナーのロゴ位置がダナーフィールドはサイドにあり、ダナーライトはヒール後方にあります。
シューレースホールのタイプ
ダナーフィールドは8ヶ所すべてシューレースホールになります。ダナーライトは上部3ヶ所は引っ掛けるタイプです。
この部分がダナーフィールドの大きな欠点だというレビューも見かけましたが、僕は逆に便利だと感じました。
シューレースホールであるため、靴を脱いだときシューレース(靴ひも)が、だらーんとならないのです。

金属タグ
こちらはダナーライトについている、GORE-TEX®の金属タグ。
ダナーフィールドにはこの金属タグ自体ありませんが、なくても全く問題ないです。
ウォータープルーフフルグレインレザー
ダナーフィールド、ダナーライトどちらも同じ水に強いウォータープルーフフルグレインレザーを使用しています。
アウトドアでのタフな使用に耐える、頼もしいレザーです。
一部では廉価版などと言われているダナーフィールドですが、いちばん重要な素材(レザー)の部分で同じものが使われていることはポイント高いですね。

GORE-TEX®ライニング採用
ダナーライト最大の特徴でもある、GORE-TEX®はダナーフィールドでも採用されています。
防水・透湿性能に優れたGORE-TEX®はアウトドア用品をはじめ、いろいろな商品に使われています。
使ってみて分かりましたが、靴こそGORE-TEX®の特徴を最大限に発揮できるのではないでしょうか。

ブーツでありながら、フルグレインウォータープルーフレザーとGORE-TEX®で水濡れを全く気にしなくていいのです。

僕がダナーフィールドとあわせて使っている靴下TESLAソックス、これがすごく快適。
1足265円という驚愕の価格ながらしっかりとした作り、抗菌防臭・速乾性と機能性にも優れたおすすめの靴下です。
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信頼のビブラムソール
ソールに使われているのは有名ブランド、ビブラム社の「VIBRAM® #148 クレッターリフトソール」
こちらもダナーライトと同じ仕様。
大きめの溝の深いブロックパターンが、ソールを1周するように配置されていて、しっかりと地面をキャッチしてくれます。
ソールに手抜きが見られない点も、ダナーフィールドをおすすめできるポイント。
ソールは交換可能で、自分の体の一部となったダナーフィールドを、ずっと使い続けることが可能なのです。
交換費用はオールソール13,000円〜+税(ヒールのみ6,000円〜)
交換は公式のリペアサービスを使用するので、安心して依頼できますね。
Danner Repair Service(公式サイト)についてはこちら
サイドのナイロン素材
ここは大きな違いのひとつとして挙げられます。
ダナーライトがCORDURA®ナイロンを採用しているのに対し、ダナーフィールドは通常のナイロン素材です。
コーデュラ®ナイロンとは
コーデュラ®とは、ナイロンの7倍もの強度を持つ耐久性に優れた繊維で、インビスタ社の登録商標。 高機能の衣服、用具、ワークウェアに使われる「丈夫な素材」。現在ではさらに耐久性が必要とされる衣服や用具から日常着にいたるまで様々な製品に使用されている。
今回の購入で僕がもっとも注目している部分。
ここの耐久性に問題がなければ、まさにダナーフィールドは10年、20年と楽しめる素晴らしいブーツとなるでしょう。
シューズ内側の製法
もうひとつの大きな違いです。
ダナーフィールドは一般的な製法で作られていますが、ダナーライトは袋縫いという製法で、足全体を包み込むような感じに作られています。
抜群のフィット感を得ることのできる製法ですが、高い技術を必要としているため採用されている靴は非常に少ないです。
上で紹介したCORDURA®ナイロンと、この袋縫いではない仕様の2点こそダナーフィールドがダナーライトに比べて、大幅に価格を安くできる理由でしょう。
ですが、ダナーフィールドの履き心地が悪いのかというと、まったくそんなことはありません。
抜群のフィット感で、10時間を超えるような長時間履いていても、疲れるという感覚はなく快適です。
Ortholite®インソール採用
これはダナーフィールドにしか採用されていません。
Ortholite®(オーソライト)製インソールは、日本のasicsをはじめ世界中の名だたるシューズメーカーで採用されている、メジャーなインソール(中敷き)です。
優れたクッション性と通気性、高い抗菌・防臭効果を兼ねそなえたインソールがダナーフィールドには採用されているのです。

生産国
ダナーフィールドには外観の違いでも紹介した「タグのアメリカ国旗」「made in USA表記」がありません。
ダナーライトはアメリカ製、ダナーフィールドはベトナム製だからです。この点も製造コストの面で、価格を抑えることができた理由でしょう。
とはいえ、仕上がりが悪いなんてことは一切ありません。
ステッチの感じも丁寧ですし、毎日履いていても糸のほつれや剥がれなどは皆無。
よほどアメリカ製にこだわりがない限り、全く気にする必要のない部分でしょう。
ダナーフィールドを1ヶ月半ほど履き続けてみた
購入してから約1ヶ月半、ほぼ毎日ダナーフィールドを履きました。
レザーブーツですから履きはじめこそ硬い感じですが、今ではすっかり足に馴染みスニーカーにも劣らない履き心地。ほかの靴を履く気にならないほど快適です。

寒い冬、レザーブーツは足がかなり蒸れるのですが、そこはさすがGORE-TEX®かなり快適です。
蒸れてだんだんと足先が冷えてきて痛い…なんてこともありません。
また、雨の日にレザーはあまり履きたくないところですが、ダナーフィールドは「雨が待ち遠しくなる」そんなブーツです。笑
選んだブラックはスリムなフォルムと相まってどんなスタイルにも合わせやすく、これからも重宝すること間違いなし。
エイジング
全体的に使用感はでてきましたが、まだまだこれからですね。
メンテナンスをしながら長く楽しみたいと思います。
ブーツでもこのように少し磨いて、光沢を楽しんだりしてます。
履いたあとに馬毛のブラシで軽くブラッシングしてあげると、埃などの軽い汚れを落とすと同時にレザーの状態をよく保つことができます。

馬毛ブラシはこのくらいの大きさがおすすめ。
ソールの摩耗
僕の歩き方によるものだと思いますが、少し片減りしています。
ソールの上の部分、ミドルソールまで摩耗が進んだとしてもソールのリペアは可能ですから、減り具合は気にせずガンガン履き込んでいきます!

ダナーフィールドのメンテナンス方法、頻度など
詳しい手入れ方法は後日、別記事にて紹介したいと思います。
いまのところクリームまで使ったメンテナンスは2回。
今回は簡単な手順をご紹介。
step
1シューレース(靴ひも)を外す
シュースレースの下など見えない部分に埃が多くたまっているので、メンテナンスをするときは外します。
step
2埃を落とす
馬毛ブラシを使ってブラッシング、埃を落とす。
step
3汚れと古いクリームを落とす
ステインリムーバーを使って、汚れと古いクリームを落とす。
step
4保湿
デリケートクリームでレザーの保湿、潤いと柔軟性を与える。
ペネトレイトブラシという小さなブラシを使うと、クリームを塗りやすいです。
step
5ブラッシング・磨き
コシの強い豚毛ブラシを使って、塗り込んだデリケートクリームをなじませるようにブラッシング。
さらに、布(つかい古しのTシャツでOK)で磨く。
ここまでで、ブーツ全体に程よいマットな艶がでます。
さらに艶を出したい場合は
step
6ワックス入り靴クリームを使う
蜜ロウ(ビーズワックス)やカルナバワックス、シアバターなどが含まれたクリームを塗る。
ここでもペネトレイトブラシが役に立ちます。
補色もできるクリームを使うと、ある程度の傷も綺麗になります。
僕のダナーフィールドはブラックなので、サフィールノワール クレム1925 ブラックを使用しています。
step
7ブラッシング・磨き
step4と同じく豚毛ブラシでブラッシング、布で磨きあげます。
ここまでやると、ダナーフィールドのようなブーツでも光沢を楽しむことができます。

ブーツ磨きで使用したアイテムはこちら
大満足のダナーフィールドまとめ
購入前はダナーライトの廉価版というネットの口コミを気にして、いろいろ調べました。結局は購入し、文句なしの大正解。
2019年、最初に購入したモノはダナーフィールド。
おそらく年末あたりに「今年買って良かったもの!」なんて記事を作ることがあれば、間違いなくダナーフィールドは入るでしょう。
